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デッサンは、物の形をとれるようになるための練習ですが、その能力の差と、そのための勉強の差がすぐにわかるため、美大などの入試で使われます。
受験生だけでなく趣味の絵を描くにも登竜門ですね(^_-)-☆
入試でデッサンが課題にあるところは、美大や専門学校でも桑沢などの老舗で、多くの著名人を輩出しているところです。また、画家・美術専攻(彫刻・油絵や日本画やパステル画)などには必ず必要です。
逆に言うと、デッサン=物の形を正確にとらえられないと良いデザイナーになることは難しいとされ、デッサンが試験科目に無い学校は入るのが簡単でも、就職先がなかなか良いところが無いかもしれません。
専門学校へ入学を考えていたら、その学校からどれだけ意中の就職先に入れるかを調査しておく必要がありますね。その結果によっては、デッサンも頑張らないとならなくなるでしょう!
何のデザイナーになろうとするか、どこの会社・学校を目指すかによって変わりますが、まずは、グラフィックデザイン・WEBデザイン・雑貨デザイン・イラストレーターなどではここに書いてある簡単に覚える方法で十分でしょうし、プロダクトデザイン・ファッションデザインなど物の形を正確にとらえる必要がある科目は、もう少し努力が必要ですが、進学してからで大丈夫です。
数か月訓練した上で上手くなってきたら、仕上げをテクニックで覚えてしまえばとても簡単ですので、デザイナーを目指すなら、ここにある程度のデッサン力は身につけておきましょう!
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道具・材料
まずは道具・材料の用意です。
①スケッチブックF6サイズ(A3サイズ程度の大きさ)
②鉛筆、カッターで長く削ります。スケッチブックの場合2BとHBがあればほぼできます。追加4Bで、合計3本を最低用意し描き始めましょう。
このように芯は木部の延長で削らずに長く出します。4Bくらいの柔らかい鉛筆は芯が折れやすいので、ここまで長くはしないほうが良いです。
③ねり消し
なお紙質によって、鉛筆の線の乗り方が変わるので絵の細かさが変わります、したがって使う鉛筆も変わります。
ツルツルした紙だと固い鉛筆になっていきますが、HB以上はねり消しで消せなくなるので、あまり使わないようにしましょう。鉛筆の柔らかさと合うのがスケッチブックです。そして、ちょうどいい鉛筆の線で描いていくのに丁度いい大きさがF6サイズです。
描き方
ネットなどで、うまいと思うお手本を見つけましょう。
この他、円柱やブロック形の物は形をとるのに必要ですので、ティッシュボックスや飲み物のボトル等で練習しましょう。
お手本の元になっているもの(本物)を用意します。
お手本と同じ構図に(同じように置く)してから、お手本を見ずに描いてみましょう。手だったら自分の手で同じポーズにできますね!
描き終わったらお手本と見比べて、何か足りないところは無いか!?どこかおかしいところは無いか!?を探し、修正し近づけていきます。
最終的に、お手本と初めて合わせて見た時に、ほぼ同じに出来ているようになれば良いです。
テクニック
ブロック塀に使われるブロック(⇒ブロックのデッサン画)などを描くとわかります。
ブロックの表面は一定していなくて結構大きめの穴や石がいくつかあるものです。
人物の顔なども同じです。
素肌:ほっぺの部分などにあるしわやシミも同じですが、忠実に描きすぎると完成された絵が実際よりも、年を取っていたり長い年月風雨にさらされて見えます。
ほとんど描き入れないでほんの少し濃くなる部分が2~3カ所あるくらいだったり、角の部分だけに少し手を加える程度に全体を慣らすときれいになります。
この辺りを気を付けながらも集中していると、分からずにいつの間にか描き過ぎてしまいますが、一度この描き過ぎを経験すると、このくらいで止めておこうというのがわかるようになります。これがテクニックです、これがわかると完成がどんどん速くなります。
テクニックが使えるようになり、形がとれていれば合格の域に達していると思います。このくらいになったら、中学高校の美術の先生に(近くに予備校や大学や絵画教室があったらそこの先生にでも)一度見てもらうと良いです。
昨今の受験の状況によって、学科によって、求められる事が違うということもあるようですが、ほとんどは全体にうまくまとまって出来ていれば良いと言われると思います。
その先の難しいことを少し!
実際にデッサンを描いていて、疑問を持ち、手が止まってしまった方がいると思いますのでそこのところを書きます。
写真模写と実際の物を見てデッサンするときの違いです。3点透視(写真)か2点透視(実際の人の目)の違い。画角の違いを考えるとわかりやすいかもしれません、広角レンズと普通のレンズの違いです。
車のデザイン画=パース画をご覧になったことはありますか?
こちらが、プロが描いたものです。⇒【ホンダ アコード 新型】アコードはホンダの良心…チーフデザイナー[インタビュー][写真3]
これを見ると、右側の前輪が見えているのがおかしいと思いませんか!?写真の見方を覚えているとそう感じます。
車のデザイナーはここの視点を多く描きますが、2点透視法なので実際は見えないのにここは書かないとならないのです。詳しくは、下の「写真模写とデッサンは何がちがうのか?」をご覧ください。
プロダクトデザインの大手に就職するには、このパース画が描けるようにならなくてはなりませんが、大学や専門学校に行ってからで大丈夫です。
どうしても描けない場合は、まず、写真の模写で練習すると良いでしょう。その際は、以下についてを注意しておいてください。
写真模写とデッサンは何がちがうのか?
以下、このページより引用します。⇒デッサンとは何なのか?No.01>>デッサンを知らずにデッサンを語っていませんか? とても分かりやすく出ています。
▲この2枚の絵のちがいが何かわかりますか?
1枚は写真模写で、平面の写真から平面の絵に描き起こしたものです。もう1枚はデッサンで、目で立体を見て描いたものです。この2枚は似ているようでまったくちがうものです。
正解は、左が写真模写、右がデッサンです。合っていましたか? 左の写真模写は、下の写真を元に描いています。右のデッサンを描いた場所からカメラで撮った写真ですが、よく見ると立方体の縦線が少し傾いていますね。
▲グリッドの線と比べると、立方体の縦線がまっすぐではないとわかります
写真は三点透視図法になっていて、目で見たものは二点透視図法で描かれています。そう、望遠レンズ(※)でない限り、レンズで写したものは三点透視になり、人間の目で見たものは二点透視になるのです。
これに関してはパース(※)について学ぶとすぐわかるのですが、「写真は目で見たものとまったく同じではない」ということを知らずに、「写真は目で見たものと完璧に同じ」だと思い込んでしまっていることは制作の上で大きな問題となります。
また「平面から平面」という写真模写と「立体から平面」というデッサンは明らかに目的がちがいます。私たちは立体のものを2つの眼で見て、それが脳に送られて像をつくり、そこから情報を整頓して何を描くか描かないかを判断します。そして手に指令を出して平面の絵を描きます。デッサンはこの「情報の整頓」がかなりのウエイトを占めます。
ところが写真模写の場合は「立体のものを平面化し、情報を整頓する」という部分までをカメラが処理してくれます。その結果を描いているので、多大な情報をスッキリまとめるという練習ができません。その代わり、この部分を飛ばすのでテクニックを練習するには向いていると言えます。
CGWORLD Entry.jp
デッサンは、2点透視図法で描きます。写真は、3点透視図法になっています。
まとめ
このページでは、デザイナーに必要なデッサン力の簡単なつけ方について書いてきました。
上手なデッサンを見つけて、同じ構図で自分も描いてみてから比べるのが良いですよ!
プラスで、さらにプロダクトやファッションなど物の形をとらえる必要がある方に向けた深い話も書きましたので、その方向を考えている方は頭の隅に入れておいてください。
写真の模写で練習するのも良いでしょう。なお人の顔を描くのはとても難しいので最初は避けた方が良いです、冒頭の石膏像位が良いかもしれません。
追加、下に簡単に学べるオンラインセミナーなどを載せておきますので、ここから始めるのも、経験しておくのも良いと思います。
オンライン講座
こちらのページをご覧ください。➡Udemy「デッサン・drawing」
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