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以前、プロダクトデザイン事務所に所属していた時とメーカーに所属していた時のことを思い出し、どんな事をしていたのか?どんな風にアイデアを出すのか?を書いて行きます。
知らない方には、またこれからデザイナーになろうとしている方には、興味のあることかと思います。
プロダクトデザイナーがどんな仕事か?事務所とメーカーそれぞれどんな違いがあるのかなどを解説して行きます。
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プロダクトデザイナーの仕事の仕方
デザインの出し方
まずは、大喜利を答えるのと同じです。
お題があって、それの答えを出して行きます。
でもプロダクトデザインの場合はホワイトボードでなく、A4~3サイズのコピー用紙を数十枚と鉛筆かシャーペンを用意します。考える物のサイズによっては、スケッチブックやタブレットなどでも良いし、慣れている筆記具があればそれでも良いですが、まずは視界に何も入らないようにした方が良いです。
用意が出来たら、さあ!ガンガン出していきましょう!
描きながら「ちょっと違う」とか「やっぱりいまいち」と思ったら、次の紙、次の紙と新しい紙を使ってどんどん描いて行きます。描いては次、描いては次、描いた紙は一番下にしていきます。
紙が無くなったら補充します。
アイデアが尽きたらやることは二つ
①描いた紙を並べてまとめます。
要らない案は裏にして、まとめて次の案出しで裏を使って描いて行きます。
いい案だけ残して並べておきます。これを見ながら次の案を出していきます。壁に貼ると良いです。
これとこれをまとめた案、これとこれの間の案、これをさらに発展させた案、もっと近未来にした案、もっとトラディショナルにした案…などなど
②あらゆる本・雑誌・WEBを見ながら、上のようにさらに色んな方向でアイデア出していきます。
アイデアが尽きたらもう一度同じことをします。①②と…そうするとどうでしょうか、この辺で5.6案程度の自信あるデザインにまとまらないですか!
デザイン事務所やお題によって違うでしょうが、ここまで3~5日くらいではないでしょうか!
そして、この後にプレゼンのための清書を行い整えます。A案~D・E案と見せ方を考えて作ります。
あくまでもこれはデザインの出し方です。コンセプトが合わせて出せれば良いのですが、なかなか難しいでしょう。なぜならコンセプトは絵だけでなくもっと言葉を織り交ぜなければなりませんし、時間がかかります。コンセプトはコンセプトで同じようにして出す時間を作ると良いでしょう。
あるいは、夜にもっとゆったりした時間を作り映画を見たり本を見るにも、もっとゆっくりしながらの方が良い案が出ます。
上記のデザインアイデア出しでつまらない案しか残らない場合は、コンセプトを出すような方法で、もっともっとインプットを増やす必要があります。
私の経験から言うと、そんな時はデザインやアートの大型本を見てゆっくり寝て朝起きたら風呂に入ると、アイデアが出ます。あるいは速い時は夢で出てきます。
寝る時も風呂に入る時もすぐに描けるようにメモを用意しておきましょう!
まとめ
なお、これは私の場合のやり方なので、他にもっといい方法があればそれでもかまいませんよ!
常にあらゆる商品を見るとき、自分だったらこうするなぁ、こんな形状にしても面白いのになぁ、こんなアイデアもあるかもしれないなぁ、と言うのを常に思いながら見ていくことが大事です。
こんな風に、常にデザインのことを考えているのがプロダクトデザイナーだと思います。
メーカーだと他に色々な仕事もあるでしょう。色々な仕事の合間にアイデア出しをしていかなくてはならないかもしれません。その代わり、セミナーなどの勉強もさせてもらえる良い会社だと良いですね!